FXを始めてすぐは、FXの為替変動リスクを把握せずに取引を行う人もいるかもしれません。
今回の記事を読んで、取引の参考にしてください。
この記事を読むと以下の内容がわかります。
- FXで気をつける為替変動リスクがわかる
- 為替変動リスクの回避方法がわかる
ぜひ一読して、FXの為替変動リスクを把握し、利益を上げていきましょう!
以下は、取引で気をつける為替変動リスクと回避方法をまとめたものです。
為替変動リスク | 為替変動で自分が予測した方向とは反対に動き、損失が生じるリスク |
回避方法 | 1、証拠金維持率を高める 2、損切りを行う |
為替変動リスクとは?
たとえば、米ドル円の取引で米ドルの価値が上がると予想し、1万円の利益を目指す場合を考えます。
予想通りに米ドルの価値が上昇すれば、1万円の利益を得られます。
しかし、米ドルの価値が下がれば、1万円の損失が発生する可能性があります。
FXをするうえで為替変動リスクが必ず生じますが、回避方法を行うことでリスクを軽減できます。
為替変動リスクの回避方法
- 証拠金維持率を高める
- 損切りを行う
証拠金維持率を高める
自分の予想に反した為替変動に耐えられるように、資金追加や保有通貨量の調節をして、証拠金維持率を高めます。
以下は証拠金(1~10万円)、取引通貨量(1,000~1万通貨)、米ドル円の取引したに耐えられる為替変動の目安です。
1,000通貨 | 5,000通貨 | 1万通貨 | |
1万円 | 10円 | 5円 | 1円 |
5万円 | 50円 | 10円 | 5円 |
10万円 | 100円 | 20円 | 10円 |
たとえば、証拠金1万円、取引通貨量1,000通貨、米ドル円1ドル=100円の時に取引した場合
為替変動があっても10円の幅まで耐えられるので、米ドル円が上がると予想した後、反対に変動しても90円まで保有できます。
しかし、取引通貨量を1万通貨にした場合は、1円の為替変動にしか耐えられないので、99円でロスカットします。
損切りを行う
取引前に損失額を決めておくと大きな損失を防げます。
損失は避けては通れないので、自分がいつ損切りをするかを決めておく必要があります。
- 証拠金の2%の損失が発生したときに損切りする方法
- リスクリワード比率(損失と利益の比率)を決めて損切りする方法
証拠金の2%の損失が発生したときに損切りする方法
この方法は、プロトレーダーであるアレキサンダー・エルダーが提唱したものです。
たとえば、証拠金が1万の場合には、2,000円が2%になります。このとき、取引通貨量によって、耐えられる幅が変動します。
損切り金額:2,000円
取引通貨量 | 1,000通貨 | 5,000通貨 | 1万通貨 |
耐えられる為替変動 | 2円 | 0.4円 | 0.1円 |
取引通貨量を少なくすると、同じ2,000円でも耐えられる為替変動幅が大きくなります。
そのため、最初は取引通貨量を少なくして、損切りまでの為替変動を大きくするのも方法の一つです。
リスクリワード比率(損失と利益の比率)を決めて損切りする方法
比率が1以上になると、1回の取引ではリスクに比べて利益が多くなります。
計算方法は、「狙う利益」÷「負うリスク」になります。
米ドル円の価格が1ドル=100円で1,000通貨
たとえば、2,000円の利益を「狙う利益」、1,000円の損失を「負うリスク」とすると、リスクリワード比率は 2,000円 ÷ 1000円 = 「2」となります。
リスクリワード比率が「2」で、5回取引をして、そのうち2回勝つ(利益が得られる)場合
取引回数 | 勝敗 | 損益 |
1回目 | 勝ち | +2,000円 |
2回目 | 負け | -1,000円 |
3回目 | 勝ち | +2,000円 |
4回目 | 負け | -1,000円 |
5回目 | 負け | -1,000円 |
合計損益は +1,000円になります。
損切りにより、資金の減少を最小限に抑えられます。
まとめ
今回は、取引で気をつける為替変動リスクと回避方法について紹介しました。
FXでは為替変動リスクを考えた取引をすることで、損失を限定して利益を狙えます。
為替変動リスクの回避方法を取り入れて、リスクを軽減させた取引を目指しましょう!
今回はFX初心者の方向けに為替変動リスクについてご紹介しましたが、下記の記事ではFXのおすすめの勉強法について詳しくご紹介しています。
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